2017/06/08

アントワープのルーベンスの家

Ciao!

先週末にベルギーはアントワープのルーベンスハウスに行ってきたよ。

ブリュッセルからアントワープまで50分
アムステルダムからアントワープまで2時間(特急タリス利用で1時間)

駅からは徒歩20分かかるけど、道は簡単!駅を西に出て、De Keyserlei通りをまっすぐ行くと右手にユニクロがあるから、その次の曲がり角を左に曲がってすぐだよ。

Rubens House
住所:Wapper 9-11 Antwerpen, Antwerpen, Vlaams Gewest 2000 Belgium
営業時間:10:00~17:00
休館日:月曜日、1/1、5/1、昇天祭の日、11/1、12/25
ウェブサイト: http://www.rubenshuis.be/en
マイヤーファンデンベルク美術館とのコンビチケットもあり(ただし2017年6月現在一部改装中で、見れない作品あり)
ベルギー鉄道のチケット提示で割引あり(ユーロスターやタリスは除く)



この美術館では、ルーベンスさんのお屋敷の中で彼と彼にまつわる画家たちの作品が見れるんだ。他にも、彼らが生きた時代を感じられるような展示もしているから、16世紀後半から17世紀前半の生活に思いをはせてみて。

僕が個人的にずっと見たかった作品はファン・ハークトさんの「ファンデルヘーストのギャラリー」!

ファンハクト、ファンデルヘーストのギャラリー
Willem van Haecht, The Gallery of Cornelis van der Geest
その名の通り、ファンデルヘーストさんという裕福な商人の絵画コレクションルームの絵なんだけど、左下にコレクションを見に来たスペイン領ネーデルランドの君主アルブレヒトさん夫妻を中心に、多くの著名人や画家が描かれているのが楽しいところ!

まず、アルブレヒトさんの横にぴったりとついて絵の説明をしているのがルーベンスさん。

そして、絵の横で指をさしてルーベンスさんの解説の補助をしているのが館の主であるファンデルヘーストさん。

さらに、絵の後ろで私語をしているのがファンダイクさんだよ。何を話してるんだろうね、この人は、まったく。

ファンハクト、ファンデルヘーストのギャラリー(部分)

ちなみに、部屋次飾られている絵も、実在するもので、例えばファンデルヘーストさんが指さしている絵は、マサイスさんの聖母子だよ。

こういうギャラリー系の絵は、じっくり見ていくと結構楽しいから、いつかまとめて書くね。

次に、衝撃を受けたのは下の子供の絵。

Matthijs van der Bergh, Young boy on his death bed
暖炉の上に飾られた、一見何気ない赤ちゃんの絵
この絵は、亡くなってしまった赤ちゃんの肖像なんだって。当時は乳児死亡率が高い時代だっから、肖像画が1枚もないうちに赤ちゃんが死んでしまうこともあっただ。そんな時は、亡くなった子供を忘れないように、死後に肖像画を描いたんだって。こういう絵はイタリアではなかったなぁ。

もちろん子供の肖像画を描けるのは、一定以上のお金持ちだけだけど、どんなにお金持ちでも子供を亡くす親の気持ちは同じだよね。短い間であっても、この子が生きた証を残したいと願う親の気持ちが、時代を超えて伝わってきた気がするよ。

湿っぽくなっちゃったけど、そうそう、肖像画といえば皆は、ファンダイクさんの若いころの肖像画って見たことある?

成人してからこそ、ひげなんか生やしちゃっておじさん臭くなってるけど、若いころは爽やか系イケメンだったんだよ。

アンソニー・ファン・ダイク、自画像
若き頃のファンダイクさん


アンソニー・ファン・ダイク、自画像
その後のファンダイクさん。

この美術館のほかの楽しみ方は、既視感とデジャブ。あれ?この絵どっかで?っていう絵が見つかると思うよ。

たぶんアンソニー・ファン・ダイク
どこかで見たことのあるゼウスの悪い顔
↓
アンソニー・ファンダイク、ゼウスとアンティオペ
ANTHONY VAN DYCK, JUPITER AND ANTIOPE, MSK Gent
ゼウスと乙女たちでも紹介したことあったね。



ルーベンス、アタランタとメレアグロス
どこかで見たことのある
「あんたの手柄なんだから取っときな」
「え?私がもらっていいの?」
のシーン
↓
ルーベンス、アタランタとメレアグロス
Rubens, Meleager and Atalante, Alte Pinakothek


マールテン・ド・フォス、誹謗
どこかで見たことのある
「コラッ!カツオ!」「痛い!痛いよ姉さん!」的シーン
↓
ボッティチェリ、誹謗
Botticelli, Calumny of Apelles, Uffizi
まあこれは、ボッティチェリ先輩もアペレスという人に
インスパイアされてる作品なんだけども
今回はここまで。それじゃあまたね!

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